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修復前に下準備することが重要です。仕上げを行う前に外壁の表面が適切に処理されていないと、接着不良、色の不一致、腐朽に対する耐性が弱くなることがあります。まず、外壁の状態を調べることから始めましょう。傷、カビ、ちょっとした汚れがある場合には、仕上げ前に処理をしておくことが大切です。
汚れを取り除くには、少量の温水とリン酸を含まない洗剤を使って外壁をきれいにするだけで十分です。カビ(黒か濃茶の斑点)がある場合は、市販のカビ殺菌剤、またはぬるま湯や酸素漂白剤などの溶液で取り除くことができます。汚れやカビが仕上げ剤のフィルムで覆われると、汚れが密閉されてそのままカビが生育し続けてしまうため、注意が必要です。
古くなった塗装や、はがれやひび割れが見られる色汚れがある場合には、カビを取り除く前に古くなった塗装を剥がす必要があります。この塗装の層を剥ぎ取るには様々な方法がありますが、簡単な作業ではありません。楽をしようとただ外壁を力づくで洗い流したりすると、外壁材にダメージを与える危険性があります。また、外壁の仕上げ材が取れてしまい外壁材の性能を損なう恐れもあります。正しい方法で剥がれた仕上げ材をすべてはがし、木肌が滑らかになるまで研磨処理した後になって、やっと外壁を新しい木を扱うのと同じような方法で修復をすることができます。
不透明な仕上げ剤を使う場合には、一般的に元の仕上げ剤と同じ種類の仕上げ剤を使用するようにしてください。ラテックス仕上げ剤が古くなっている場合は、新しいラテックスを使用し、オイルベースの仕上げ剤が古くなっている場合には、新しいオイルベースの仕上げを使用します。ここでの例外として、オイルベースの製品の上にラテックスを塗布することは問題ありません。しかし、決してラテックスの上にオイルベースの製品を使用してはいけません。また、塗布するコーティングの回数については、製造元の推奨に沿うことが非常に重要です。そして、どの種類の仕上げを施す際にも、必ず木が乾燥していることを確認してください。
透明または半透明のステインおよび漂白用オイルを使う場合には、硬い毛のブラシを使用した事前の洗浄が必要です。古くなった仕上げ材が半透明のラテックスステインの場合でも、上記と同様な下準備をする必要があります。
未処理のウェスタンレッドシダーの外壁は最終的に美しいシルバーグレー色に変わります。この色の変化を望まない場合には、木材用の光沢剤、クリーナー、修復材を用いて外壁を元の色に戻すことができます。しかし、その前に外壁材の最上層にある「木肌」を紙やすりで研磨する必要があります。表面をきれいにしてから乾燥させ、カビがあるかどうか確認をします。 その後に、お好みの仕上げ剤を使って処理を行ってください。
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